トランスジェニックマウス
 外来性DNAを人為的にマウスゲノム中に導入した遺伝子組換えマウスをトランスジェニックマウスという。作製には、顕微鏡下で受精卵前核へDNAをマイクロインジェクションする方法が最も一般的である。この場合、DNAを注入した受精卵は偽妊娠状態にした雌マウスの卵管に移植することにより、トランスジェニックマウスを得る。通常、生体内の特定の組織に目的の遺伝子を発現させるため、組織特異的なプロモーターの支配下で目的遺伝子を発現させるようなコンストラクトを作製する。
 当研究部門では、網膜神経節細胞に選択的に発現させるプロモーターを獲得しており(下画像参照)、このプロモーターを用いたトランスジェニックマウスの作製・解析を通じて、視神経の投射制御の分子機構を明らかにしようとしている。

網膜神経節細胞に選択的に発現するプロモーターによってマーカー分子を視神経に発現したマウスの脳。視交差が明瞭に判る。

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