エレクトロポレーションを用いたニワトリ胚への遺伝子導入

 Electroporation法(電気穿孔法)は、細胞膜に短時間に高電圧をかけることにより微小の穴をあけ、その穴を通して細胞内に遺伝子を導入する方法である。細胞膜の穴は電圧をかけるのをやめると速やかに修復される。適当な条件下では、その後の発生を損なわずに胚の特定の組織や部位に遺伝子導入をし、発現させることが可能である。通常の発現用プラスミドベクターを導入すれば、目的遺伝子を一過性に発現させることができる。一方、レトロウイルスベクターを使用すれば、増殖中の細胞のゲノムに組み込まれることにより、持続した発現が期待できる。当研究部門では、エレクトロポレーションを用いて、ニワトリ網膜への様々な遺伝子の導入を行っている。遺伝子導入によって生じる様々な発生の変化を解析することにより、その遺伝子の生体内での機能を明らかにしようとしている。

エレクトロポレーション用のシステム

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